パモウナの家具の耐震対策について

パモウナの家具の耐震対策について

大型家具で最も気になる事の1つが地震対策です。

特に食器棚においては大切な食器棚や収納された食器などをどのようにして守る事ができるのか、という目線も持って家具選びを考えたいものです。

パモウナでは色々な地震対策を盛り込んだ製品を開発し、ご提供しております。

是非 家具選びのご参考にしてください。

家具の転倒防止対策

まずはじめに最も重要なことは地震により家具が倒れない事です。
その他の様々な対策を行っても、家具が倒れてしまっては意味がありませんからね。

よく『天井との隙間が少なければ天井に引っ掛かり倒れないのですか?』とのお問い合わせを頂きますが、揺れ方によって食器棚が前後左右に移動してしまう事も想定されますので、これだけでは転倒防止として十分とは言えません。

パモウナの転倒防止は『天井へ突っ張る』にこだわり開発を行って来ました。

◆転倒防止機能付き上置

転倒防止機能付き上置(家具の転倒リスクを低減する機能を有しています。)
天井面と転倒防止器具を突っ張って固定させます。

パモウナの上置には転倒防止機能が標準装備されています。
※『上置』とは食器棚本体と天井との隙間を埋める収納部分(天袋収納の部分)になります。

上置は天井の高さに合わせ高さオーダーが可能(一部商品除く)で、
天井と家具との隙間を少なく設置出来るので好評を頂いてます。(設置上最小10mmの隙間は必要)

高さオーダーはなんと『 1ミリ単位 』で可能、ここまで細かくオーダー出来る製品は珍しいのですよ!

転倒防止機能は『当て板』と呼ばれる板を天井に面(めん)で突っ張る方式を採用。
突っ張り方はいたって簡単、収納内部からネジを回すことで当て板が持ち上り天井に突っ張ります。

ネジ式ですので強くしっかりと突っ張れ、緩み確認などの定期メンテナンスが行いやすいのもポイントです。

天井までぴったりと収めることができる高さオーダー上置き
上置の高さオーダーが可能なので天井まで高さぴったり納めることができます。

『当て板』は上置上部に隠れていますので外観上は目立たず、
市販の突っ張り棒のように『いかにも突っ張ってます!』の見え方ではないのでインテリア空間の邪魔しません。
転倒防止をしたいけど見た目が、、、とはならないのでご安心ください。

◆転倒防止機能付きフィラー

先ほどご紹介した上置は内部が収納になりますので作製できる最小高さに限りがあります。

もし、天井との隙間が狭く上置が置けない場合に『転倒防止機能付きフィラー』の出番となります。

フィラーで対応できる天井との隙間高さは4~22センチとなりますので、『隙間が狭くて上置が置けない』という方もご利用頂けます。

フィラーも上置と同じ様に『1ミリ単位』でオーダーができますので隙間を少なく設定可能です。
転倒防止機能はフィラー内部に隠されていますので見た目もスッキリです。

フィラーには収納はありませんが、食器棚と天井との隙間を埋める事で家具天面にホコリが溜まるのも防いでくれるのもうれしいですよね!

転倒防止機能付きフィラー(家具の転倒リスクを低減する機能を有しています。)
転倒防止機能はフィラー内部に装備されているので見た目もすっきり。

◆転倒防止用耐震器具

上置やフィラーではなく転倒防止のみを行いたい方はパモウナ独自開発の転倒防止用耐震器具がおススメ。
天井との隙間が広い場合に適合する『XGタイプ』は家具上部の壁際で『パネル方式』で突っ張るので、耐震器具が目立たずスッキリ設計。
(意匠登録商品)

※転倒防止用耐震器具は天井との隙間によって適合タイプが異なりますので購入の際は販売店にご相談ください。

転倒防止用耐震器具(家具の転倒リスクを低減する機能を有しています。)
軸を回転させ天井面と突っ張らせて設置

パモウナで提供している転倒防止機能は以上となります。

なお、一般的に市販されている『家具の下に敷いて斜めにするタイプ』の転倒防止具は、引出が勝手に閉まってしまう事や引出や扉にズレが発生してしまう可能性がございます。
よって弊社では設置を推奨するものではございませんのでご利用の際はご理解の上でご使用ください。

避難経路を確保する対策

家具の転倒防止と同時に気にしたいのが避難経路が塞がれてしまうリスクはないか、という事。

食器棚には多くの食器を収納しますので、それらが落下して破損してしまうと避難経路が塞がれてしまい逃げ遅れたり、破片などで怪我をしてしまう事も。
またガラス扉の食器棚の場合は、そのガラスが割れてしまう事も想定しておかなければなりません。

それらに対してパモウナの家具では下記の対策を取っています。

◆ガラス扉には飛散防止フィルムを採用

地震災害時にはガラス扉内の収納物が飛び出そうとしたり、外側からモノがぶつかったりしてガラスが破損してしまう事も。

飛散防止フィルム貼りガラスでは、もしガラスが割れてしまっても破片が周囲に飛び散るのを防いでくれます。

なお、飛散防止フィルムは『ガラス割れを防ぐ』ものではなく、『割れた際の飛び散り防ぐ』為のものです、ご留意を!
ガラス割れのリスクを無くすために、板扉タイプを選ぶのも1つの選択肢かもしれませんね。

※飛散防止フィルムが装備されていない商品もございます。
カタログなどで装備の可否をご確認ください。

ガラス扉には飛散防止フィルムを採用

◆開き扉には耐震ロックを装備

開き扉(スイングドア)には地震の揺れを自動感知して扉をロックする『耐震ロック』を付属。

普段の扉の開閉ではカチャカチャと音がならない構造でとても静かですよ。
揺れを感知した際にのみ作動しロックが掛かり、揺れが収まれば自動で解除されます。

※耐震ロックは上収納への装備となります。
※耐震ロックが装備されていない商品もございます。
カタログなどで装備の可否をご確認ください。

開き扉には耐震ロックを装備

◆引き戸や引出の対策は?

引き戸(スライドドア)や引き出には多くの商品で自動でゆっくりしまるオートクローズ機能が装備されています。

オートクローズ機能は常に閉まる方向へ力が掛かってしますので、開きを抑える効果があると言えます。

ただし、耐震ロック機能ではありませんので、強い揺れでも開かない、という訳ではありません。
オートクローズ機能は開き防止に役に立つ、と考えた方がよいでしょう。

オートクローズ機能が付いたスライドドア
引き戸
オートクローズ機能が付いた引出
引出

パモウナの地震対策はいかがでしたでしょうか?

地震対策はここまでやっておけば大丈夫、という事はありません。

今回ご紹介した機能以外でも自分でやれること、例えば『普段は引き戸を開けっぱなしにしない』、『上置収納には重いモノを収納しない』、『食器の滑り止めマットを敷く』など日頃の使い方や工夫をする事も大切です。

最後に今回のご紹介した機能や内容はあくまで地震の際の被害リスクを軽減する為のものです。
地震の規模や揺れ方によって効果が得られない事もありますのでご理解ください。

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